日記

内容は記事タイトルから

一応就職しますよというお話

2019年3月末に内定辞退の末,ニート界隈を彷徨いながら2021年1月に内定を貰い明日4月1日より働くことになった.

ありがたいことなのか,退職エントリ?が少々バズったり,現在でも1日約1アクセスして頂いていることもあり,生存報告も兼ねてこの2年間なにをしていたか顛末をさらっていくことにする.

こんな人に読んでいただきたい

  • 精神障害発達障害を患っている方
    発達障害検査,精神科通院歴について語ってます
  • なんか人生うまくいかないなと思ってる方
    →こういう生き方もあるよという例になれば
  • 仕事したいんだけど,どうすれば雇ってもらえるかわからない方
    →就労移行支援制度を使った者としての体験談を書いています

2019年4月~夏頃にかけて

実は内定を貰った2018年10月以降も「もっといい会社を」と思い細々と就活を続けていた.しかしながら,箸にも棒にもかからない結果となり惨敗.

そのため,時期は忘れてしまったが,結構ギリギリな段階でやっとこさ就活エージェントを頼った.

だがこれも良い結果は残せず,いよいよ4月を迎えることになってしまった.

私生活では1月に自殺未遂をした結果,通院先に匙を投げられてしまいしばらく転院を繰り返す.

4月に入り2度か3度目の転院した先でやっとこさカウンセリングをしてもらえるところに辿り着いた.

当時は自分の生きづらさが何なのか理由を知りたくて必死だったため,発達障害を疑い検査を受けてみたいと医師に相談し,実施した.(内容については後述する)

同時期に,友人に紹介されてボランティアを始めた.紹介先は,発達障害等を持つ子供達が通う,いわゆる放課後等デイサービスである.

ここで発達障害と一口に言っても個性のレベルで千差万別であることを知った.極度に落ち着きのない子,その真逆を行く子,言語発達等にも遅れが見られる子等,語りつくせばキリがない.

年が明ける頃まで週1,2回のペースでここに通い子供達と接していた.

[閑話]発達障害検査について

発達障害検査の内容についてはあまり公開することが推奨されていないため,ざっくりとだけお話する.(QuizKnock等が一部の知能検査についてわかりやすい動画を出していたりするため,詳細はそちらをご覧いただきたい)

自分は成人向け発達障害の中でも特に有名であろうWAIS検査を受けた.(この検査によって発達障害の有無を決定することはなく,あくまで診断に使うためのツールであることをご承知いただきたい)

検査結果は一部指標でディスクレパンシーはみられるものの,発達障害とは言えないという結果だった.

しかし,自分が得意なこと・不得意なことが図表になってわかりやすく解説されていたことが非常に助かった.自分の中でのなんとなくこうだろうなと思っていた傾向が検査によってある程度裏付けられたことになる.

発達障害検査を気軽に受けてほしいとは言いづらいものの,何か生きづらさを感じていたり,苦しみを感じていたりする場合には一助になるうるものだとは思うので頭の片隅に入れておいてほしい.

2019年夏頃~2020年1月

自分の中で生きづらさにある程度片が付いた7月頃,障害者手帳を取得した.

この時期も細々と就活を続けており,アルバイト・正社員等の形態は問わずIT系の仕事を探しまくった.その結果,何度か内定を頂いたりもしたが全て断ってしまった.

というのも当時の就活は自身の障害については隠す,クローズ就労を目指していたためだ.

まだまだ世間は(精神)障害者に対して優しいとは言えない世の中において,障害者であることを明かして働くにはそれなりにリスクが伴う.まず内定率がガクっと落ちるであろうというのが私の所感である.

精神疾患には罹っていませんか?」と面接でハッキリと聞いてくる企業もあった.その一問があるだけで,当事者はここで働くことは叶わないと諦めてしまうのである.

明かさないことのメリットよりも,デメリットのほうが大分大きいことをそこで知った.

そのため障害者雇用を目指す方向転換を行い,2020年1月より就労移行支援事業所に通うことなった.

2020年1月~2021年1月

通所していた事業所はIT関係が専門のところだった.

ここで大人の発達障害や他の精神障害の方達と多少関わりを持つわけだが,一目でわかるクセの強い人(チック症状持ちや話し方にクセがある人等)から言われなければ障害を持っていることはわからない人まで多様な形態があることを知った.

通所したての頃は多少サボっていたりしたものの,次第に安定して通えるようになっていた.

そんな最中コロナ禍が日本にも襲い掛かり,毎日の通所が全てリモートになった.

最初の頃には真面目に勉強していたが,監視の目がないことをいいことに次第にサボりはじめた.(とは言っても成果物も出してはいたし全くなにもしていないわけではない)

6月か7月頃だろうか,インターンシップの話が舞い込んだ.だがインターン先も慣れないリモート環境下であったためか話が延びに延び,最終的に別のインターン先に11月から通うことになった.(ここが明日から働く内定先になった)

インターンシップもリモートだったため,適度にサボりながらやることをこなしていたら面接を受けて内定を貰えた.

2021年1月~現在

「(やることもないので)資格試験の勉強をしてます」と面接で言ってしまったことと,なにかしらモチベーションがないと気が緩むなと思い,応用情報技術者の勉強を始めた.

ただ内定を貰えて完全に気が緩んだのか,そんなにモチベーションが上がらなかったためか,現時点であまり勉強は捗っていない.(落ちても当然ぐらいのモチベーションの低さである)

まとめ

さて,2年ほどなにかをしているのかしていないのか微妙な期間があったわけだが,一応明日から社会人生活がスタートする.

私からお伝えしたことは以下の通り

  • 新卒偏重の社会だけど,そこから外れてもやり方はいくらでもあるよ
    →端から見てると病んでる人は結構居る.今の環境にしがみつきたい人も居るけど,メンタルが完全にやられると這い上がるのか一層難しくなるからそうなる前にどうにかしよう.(どうにかなった立場だから言えるけど,別にどうとでもなる) 
  • 受け身で居ても誰も助けてくれないので,自分である程度動く必要はあるよ
    →日本は結構セーフティネットが充実しているとは思う.だが向こうから近づいてきてくれることは少ない.(失業給付金に障害年金生活保護等と生き方はいくらでもある.明日生きることだけを考えよう)
  • 社会との繋がりは非常に大切なので,独りになる前に誰かを頼ろう
    →独りぼっちだと嘆く人にも,誰か一人くらいは頼ってもいい人がいるんじゃないかと思う,その人を頼ってほしい.死ぬよりはマシ.(本当に居ないと思うなら行政を頼ろう.ソーシャルワーカーとか調べればいっぱい居るので)
  • 社会不適合者がなんか言ってるよwww
    →笑えるうちが花だと思え.こっち側にはなるべく来るなよ.大変だから.

コロナ禍の影響もあり,自殺者が増加していたり,メンタルがやられてしまう人も増えているという情報を耳にしたりする.

身体的な病気とは違い,精神的な病気等は一度なってしまうと元に戻るということは非常に難しい.かれこれ人生の半分以上付き合っている身としては人生をやり直したいレベルだ.(診断書を見たら推定発症時期が中学生の頃でびっくりした.確かに不登校ではあったけど)

ただ,死ぬこと以外は掠り傷だと思うので手遅れだと思わず,本当に辛かったら精神科等に駆け込んでいい.(アメリカみたいにもっと気軽に頼っていいと非常に強く思う)

 

とりあえずこいつすぐ辞めんだろwwwと友人達から野次られてるので,見返してやろうと思う.(とりあえずゴールデンウィークを乗り越えることから)